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値段からみれば「まぁーしょうがないか‼︎」もう買わない。

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ANYCUBIC MEGA-Sからの買い替えです。より安定した出力ができそうで、TMC2208ドライバー搭載でステッピングモーターの騒音が少なくなりそうな点に惹かれ、MEGA-Sでも特に不満はなかったので同じANYCUBICの本機を選びました。結論から言えば、買い替えるなら別の機種にすれば良かったと思います。縦横サイズはMEGA-Sより大きいですが、ビルドプレートが前後に動かないので実質的な設置面積は少し小さく済みました。見た目がスッキリしている事もあり、３Dプリンタ周りの雑然とした感じがなくなりましたが、ボリューム感はかなりあります。ケースがあると出力中の周囲温度が一定に保たれ、ABSなど温度管理が重要なフィラメントの出力には最適ですし、内部に照明があるので状況の確認はしやすいです。しかし、ABSって使いにくい割にあまりメリットもないのでほとんど使いませんし、使い勝手面では開口部が小さくビルドプレートまわりの操作がしにくいですし、ノズル交換時など予想以上に使いにくいです。ホットエンドをファンの吹き出し口が覆っているので、ノズル交換でヘッドのカバーを外してファン周りを分解する必要があるのも、なおさらケースが邪魔に感じる要因です。もっともANYCUBICは、この機種用の交換ノズルは販売しておらず、ヒーターユニットに付属する0.4mm口径のノズルのみなので、ノズル交換を想定していないのかもしれませんが。そのファンの吹き出し口ですが、最初のテスト出力時に異臭を感じて調べてみたら、写真のように熱で変形し一部は炭化していました。すぐに気が付き燃えずに良かったです。この1点だけでも、この製品は☆１つしか付けようがないですし、だれにもお勧めできません。サポートにクレームを入れたところ、「対策品を郵送する」との事で届いたのがもう一枚の写真です。見たところ、炭化した部品と全く同じように見えますし、どのような対策をしたのか説明もありません。本当に対策品だとしたら、クレームを入れる前から用意されていたことになり、燃える可能性を知りながら売り続けていた事になり、メーカーとして信用できないです。長時間使用するものですから、目を離したときに火が付いたらと思うと、怖くて装着できません。この機種に限らず、3Dプリンターよのうな熱源を持つ電気製品は火災には細心の注意が必要ですが、特に注意が必要な機種だと思います。既に使用している方は、燃えやすい物から遠ざけて近くに消火器を置くなどの対策をお勧めします。動作時の騒音は、期待した通りステッピングモーター由来の騒音はほとんど無音になりましたが、ケース自体からゴワン、ゴワンという振動音に、相変わらず冷却ファンの音が大きいです。全体的には静かになりましたし、耳障りなステッピングモーターがなくなったので夜中の稼働でも気になくなりました。でも、MEGA-Sのステッピングモータードライバを数百円でTMC2208に換装したほうが、ケースの唸りが無い分静かになると思います。出力品質は、ビルドプレートが前後に動かないので背の高い物を出力しても揺れないためか、積層がきれいに揃います。しかし、ヘッド周りが重くなったためか、それとも複雑な取り回しの駆動ベルトがたわむのか、かなりスピードを落とさないと角の部分にオーバーシュート(?)が出やすいようです。（本機はCORE-XY駆動ではありません）出力速度を上げないのであれば、MEGA-Sでも揺れないのでもう少しうまく調整できなかったのかと残念です。それに高さ方向は190mmまでしか出力できないので、高さ方向に強いと言われるビルドプレートが動かない構造が生かせません。ノズル温度はMEGA-Sと同じMAX 260℃ですが、MEGA-Sはスライサーで280℃に指定するとそのまま280℃で出力できた（それもどうかと思うけど...）のに、本機は260℃超えると突然動作が止まってしまいます。最初はなぜ止まったのかわからず、故障かと思いましたが色々試しているうちに温度が高すぎることが原因だとわかりました。G Codeで制限温度超える温度を指定されたら、そこでエラーを表示して止まるべきだと思いますが、ヒーターの過熱を開始して実際に温度が超過してからエラーも出さずにただ沈黙するのは、ファームの品質も悪いと言わざるを得ません。*** 追記 ***ファンの吹き出し口を熱から保護するためシリコンカバーを取り付け、「対策品」として送られてきた部品を取り付けました。しかし、出力開始と共に煙と異臭が再び発生です。状態を確認すると対策品と言われる噴き出し口が熱で変形し一部は焦げてました。サポートから連絡が来て「会社として注視している」と言ったきり、音信不通になりました。本当に信頼ならない会社です。*** 追記 ***この機種はホットエンド周りにも問題があるようです。エクストルーダとノズルの間にあるPTFEチューブですが、最初に取り付けられているものと付属する予備のホットエンドも同様に焦げて詰まってしまい、フィラメントが出なくなりました。急に詰まるのではなく徐々に炭化したゴミで内径が小さくなるらしく、フィラメントの吐出量が徐々に低下してくるので、スライサーで吐出量を100%,105%, 110%と徐々に増やさないと満足な印刷ができないので、印刷結果がとても不安定です。当然エクストルーダ内部にはスリップして削られたフィラメント粕も溜まって行きます。そして、概ね100時間以内に完全に詰まってフィラメントが出なくなりますので、50時間から100時間の間に内部清掃と焦げた部品の交換が必要になります。PTFEチューブだけ補修部品で売っていれば良いのですが、残念ながらヒーターやサーミスターも付いたセット(1000円前後)でしか販売されていないし、いつも品切れです。仕方なく切り売りのPTFEチューブを購入して、適切な長さにカットして内部清掃の上交換しましたが、その適切な長さが難しく、短くてもフィラメントが漏れるたり詰まる原因になるし、長いとヒーターユニットがきちんと装着できないので、正確にカットする必要があります。ホットエンドの脱着でケーブルの端子を抜くと基板側のソケットも一緒に外れたり、使えば使うほど手間がかかり、本当にうんざりします。この問題は海外のユーザ間でも知られているようで、ヘッドを丸ごと高品質な物に交換する事例も多いです。特に「フィラメント排出」ボタンは「フィラメント詰まり」ボタンとして機能するので決して押してはならないとか言われており、とてもフィラメントが詰まりやすい機種です。低価格でエンクロージャ付きでビルドプレートがY軸でゆすられない稀有な機種だし、きちんと小まめに整備?調整さえすればABSはきれいに印刷できますが、とても扱いにくく手間がかかる機種です。

densetsu 4
どこにでもあるフィルムで特別評価をすることもありませんがほんの少し小さめが気になります。

MOMO 5
かなりしっかりとしたつくりで、色も画像通りで気に入っています。開いたときにしっかりと磁石で後ろにくっついてくれるため、持ちやすいです。おすすめです。