ドロンタールプラス錠は有効成分であるプラジクアンテル(Praziquantel)、パモ酸ピランテル(Pyrantel pamoate)及びフェバンテル(Febantel)を含み、広い駆虫スペクトルを有し、線虫類及び条虫類に対し単回投与で効果が得られる新しいタイプの駆除剤です。
【効能・効果】 犬:犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫、瓜実条虫の駆除 【用法及び用量】 通常1回、体重1kg当たりプラジクアンテル5mg、パモ酸ピランテル14.4mg、フェバンテル15mg(体重10kg当たり1錠)を基準量として次の量を経口投与する。 体重0.5kg以上2.5kg未満:1/4錠 体重2.5kg以上5kg未満:1/2錠 体重5kg以上10kg未満:1錠 体重10kg以上20kg未満:2錠 体重20kg以上30kg未満:3錠 体重30kg以上40kg未満:4錠 【使用上の注意】 (基本的事項) 1.守らなければいけないこと (一般的注意) ・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 ・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。 ・本剤は犬以外の動物に使用しないこと。 (取扱い及び廃棄に関する注意) ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。 ・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れ替えないこと。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 2.使用に際してきをつけること (使用者に対する注意) ・本剤の有効成分プラジクアンテルは、有機溶剤等に溶解した場合等、溶液の状態においては皮膚から吸収されることが知られているので、薬剤が投薬作業者の皮膚に触れることのないように注意すること。なお、誤って皮膚に付着した場合には、直ちに石けんで洗い流すこと。 (犬に対する注意) 副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (専門的事項) 1.対象動物の使用制限等 ・本剤の有効成分であるフェバンテルは、ラットの高用量投与で催奇形性が認められているので、妊娠している犬には投与しないこと。 ・妊娠している犬には投与しないこと。 ・本剤は2週齢未満の犬には投与しないこと。 ・本剤は体重0.5kg未満の犬には使用しないこと。 2.重要な基本的事項 ・本剤投与による瓜実条虫駆除の確認の際、体節がバラバラになり半透明の状態で排出されるので注意深く観察すること。 3.相互作用 本剤の有効成分であるパモ酸ピランテルは、ピペラジンと互いに拮抗する可能性があるので、併用は避けることが望ましい。 【成分】1錠中 プラジクアンテル:50mg、パモ酸ピランテル:144mg、フェバンテル:150mg 【承認指令書番号】27動薬第1419号 【メーカー】エランコジャパン |