ruru 3 何度みても傑作です。作戦終了後、ヘリコプターでの帰投途上、ブラッド?ピットが作戦名を確認し、感涙にむせぶところがこの映画のヤマですが、個人的には以下が気になっています。日本語字幕では単に「デイナー作戦」と表記していますが、原語では デイナー?アウト作戦と言っています。ふつう、dinner out は外食と訳されますが、日本では家での夕食はデイナーとは言わないので訳者はデイナー作戦でもいいかとのノリでそうしたのでしょうが、ブラッド?ピットがロバートレッドフォードの誕生日に携帯酒水筒(フラスコ)を贈る時に「こんなものよくベイルートにあったな」と聞かれたのに対し、「いや、ロンドンからの外交嚢で運ぶ商売、デイナー?アウト作戦で調達したんだ」。「デイナー?アウト作戦か。覚えておこう」。これが伏線なので、あくまでも作戦名は家庭内のデイナーではない外食(外注)たる「デイナー?アウト」にこだわるべきではないでしょうか。安価な原語版を買った人が日本語字幕版は高価なくせに時に意訳が過ぎて正確ではないとレビューで書いていましたが、なるほどと思った次第です。